[院内勉強会]日本だけで販売されているゼリー状の骨粗しょう症治療薬🇯🇵

[院内勉強会]日本だけで販売されているゼリー状の骨粗しょう症治療薬🇯🇵

2019/11/12(火)

 みなさんこんにちは。久しぶりに院内勉強会を行ったので、ご紹介しますね。骨粗しょう症とは、どんな病気か知っていますか?骨の中のカルシウムが減って、もろく骨折しやすくなってしまう病気です。

 今回は、骨粗しょう症の治療薬であるボナロンゼリー®(帝人在宅医療株式会社)の勉強会を行いました。骨粗しょう症の治療薬には、大きく分けて「体内のカルシウムを増やすお薬」「骨の形成を促進するお薬」「骨の溶解を抑制するお薬」の3種類があり、患者さんの骨の状況に応じて選んでいきます。ボナロンゼリー®は骨の溶解を抑制するお薬で、一週間に一回服用します。ゼリー状のタイプは、日本でのみ販売されていて、水と一緒に簡単に飲み込めますので、いくつものお薬を飲まれている患者様には負担が少なくなると思います。

 骨粗しょう症は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下する閉経後の女性がなりやすいので、その年代の女性で腰や背中が痛み、丸くなるような症状に気づいたら注意しましょう。

 予防と治療のためには、お薬だけでなく食事療法と運動療法が欠かせません。普段から、カルシウム・ビタミンD・ビタミンK・たんぱく質などをバランスよく摂取することを心がけましょう。

 忙しくても、数分でできる簡単な運動でいいので、毎日少しずつ続けることが大切です。運動は面倒だと先延ばしになってしまうので、まず、このブログを読んだら今日から5分間でいいので、始めてみましょう。

 骨折は脚の付け根、腕の付け根、手首などに多くみられ、特に脚の付け根を骨折してしまうと長期の入院が必要になり、寝たきりや要介護の状態につながることもあるので怖いです。健康寿命を伸ばすためにも、早くからの治療が大切です。

 骨粗しょう症が心配な方や疑いのある方、これから治療を開始しようとしている方は、ぜひご相談下さい。帝人在宅医療株式会社のMRさん、有意義な勉強会をありがとうございました。