日本脳神経外科学会の専門医更新📄

日本脳神経外科学会の専門医更新📄

2024/04/01(月)

みなさん、こんばんは。今日から新年度ですね。桜の標本木が5輪の花をつけるまで毎日心待ちにニュースを見ていたので、やっと開花宣言があってとても嬉しいです。毎日クリニックに向かう道すがら、どれくらい咲いてるかなと道端に並ぶ桜の木々を仰ぎ見て、満開を楽しみにしています。写真は、2月に見た河津桜です。

さて、僕は30代で日本脳神経外科学会の専門医を取得してからずっと専門医を維持しているのですが、5年毎に資格を更新する必要があり、今回も無事に更新された認定証を院内に掲示しました。

専門医と名乗って医療を行うにあたって、認定後も最新の知識と技術を学び続けることが義務づけられていて、日々の診療実績や講習の受講などを積み重ねて更新基準を満たすことにより、専門医を維持することができます。

実は、最近多くの患者さんの治療に活躍している注射タイプの片頭痛予防薬は、日本脳神経外科学会、日本頭痛学会、日本神経学会、日本内科学会のいずれかの専門医を持っていないと使うことができないのです。

現在、日本で使える注射タイプの片頭痛予防薬は「エムガルティ」「アイモビーグ」「アジョビ」の3種類あり、当クリニックではすべて扱っているため、患者さんの症状やライフスタイルに合わせて選択しています。注射することによって、片頭痛の強さや片頭痛が起こる日数がへり、痛くなった時に飲む急性期治療薬を使う回数が減るという効果が期待されています。

毎日たくさんの患者さんが頭痛の症状に悩まれて来院されますが、この注射のおかげで生活がガラッと変わったという患者さんの話を聞くと、僕もとても嬉しいです。片頭痛の症状やお薬の効き方は人それぞれなので、もちろんすべての患者さんの頭痛が治るわけではありませんが、診察をしていて、これまでの飲み薬にはない手応えを感じているのは確かです。

頭痛に悩む患者さんへの治療の選択肢を狭めないためにも、今回も無事に専門医を更新できて一安心でした。また、今年度もたくさんの患者さんを笑顔にできるよう、僕自身が楽しく元気に診療を頑張ります。