投稿日:2015年12月12日|カテゴリ:院長コラム

12月7日(月)、持続性選択的DPP-4阻害剤であるオマリグリプチン(マリゼブ®)についての説明を聞きました。

 

まず名前の由来ですが、「オマリグリプチン」の「マリ」と、1週間つまり7日間効果があるので、「セブン」の「セブ」を取って、「マリゼブ」という名前になったということです。

 

この薬剤は、MSDという製薬会社の製品です。以前から同社より発売されているシタグリプチン(ジャヌビア®)とは全く構造式が異なりますが、シタグリプチンと同等の効果を示します。投与7日後のDPP-4阻害率は88%と高い効果を示します。

 

長時間作用するメカニズムには以下のことが挙げられます。

①肝臓で代謝をほとんど受けない。

②体内に広く分布するため腎臓での単位時間当たりの濾過量が少ない。

③大部分が尿細管で受動的に再吸収される。

 

通常は25mgを1週間に1回服用しますが、重度・末期腎不全(eGFR<30, 男性:Cr>1.9、女性:Cr>1.4)の場合は125mgを週1回服用します。

※重度・末期腎不全でも禁忌になっていない点が使いやすいですね。

 

週1回製剤が適する患者さんは以下の通りです。

・DPP-4阻害薬単剤でコントロール可能な方

・服薬錠数、服薬回数を減らしたい方

・毎日服用するのが困難な方

 

週1回製剤だと服用し忘れた場合にどうすべきか少し悩んでしまいますね。その対処法は、飲み忘れに気付いた時点で1回分を服用し、次回以降はあらかじめ決めた曜日に服用するようにして下さい。ただし、同じ日に2回分を服用することは避けてください。

 

服用する薬が減るということはありがたいですね!