投稿日:2015年9月3日|カテゴリ:院長コラム

本日は、今年の9月16日に発売予定の持効型GLP-1受容体作動薬であるデュラグルチド(トルリシティ®皮下注)についてのお話を聞きました。

 

*この薬剤の特徴は以下のとおりです。

・週1回投与(皮下注射)

 半減期は4.5日です。週1回、朝昼晩いつでも投与することができます。

 ※毎週月曜日投与の場合、もし注射し忘れてしまったら、その週の火水木なら注射OKです。注射日がずれてもその後は翌週の月曜日に注射することになります。

・操作が簡単

 注射療法の経験がない患者さんでも99%の方が、「操作が簡単」と答えたそうです。この薬剤の専用ペンの名前は「アテオス®」といいます。「アテてオスだけ」に由来します。今年のグッドネーミング賞をあげたいです!

・血糖値を下げる効果が優れている

 デュラグルチド単独投与により、26週でHbA1c 1.43%低下

 経口血糖降下薬1~2剤(SU薬、ビグアナイド約)への追加投与により、26週でHbA1c 1.44%低下

・国内臨床試験における副作用発現率は29.7%(272/917例)です。

 低血糖症発現割合は単独投与の場合、2.9%でしたが、SU薬との併用では、33.6%にもなるため注意が必要です。悪心は単独投与(26週間)で4.3%(12/280例)に認められましたが、投与開始早期に出現し、2週以降ではあまり認めませんでした。

 

*この薬剤を投与するのに相応しいのは以下を満たす患者さんです。

・忙しくて、治療に十分取り組むことができない

・HbA1c 8.0%以上

・経口血糖降下薬1~2剤で治療

 

最後に、専用ペン「アテオス®」の使い方を実演してもらいましたが、確かに簡単そうでした!