投稿日:2015年8月6日|カテゴリ:院長コラム

photo1revised

8月1日(土)に当クリニックにおいて、アイセイ薬局さんのご協力のもと、高血圧についての勉強会を開催させていただきました。土曜日の午後という大変貴重な時間帯にもかかわらず、8名の方に参加していただきました。

私は約80分間お話しをさせていただきました。その後、活発に質疑応答がなされ、14時から始まった勉強会は、15時40分ごろに終了し、予定よりかなり長引いてしまいました。後にご予定があった方には大変ご迷惑をおかけしました。

主なQ&Aの内容を以下に記します。

Q:血圧を下げる薬を飲み始めたらやめることができないのですか?

A:高血圧は、体質と生活習慣の要因によって起こります。体質の関与が強い方は、生活習慣を改善しても、血圧は十分には低下しませんので、降圧薬を中止することは難しいと考えられます。生活習慣の関与が強い方は、生活習慣の修正によって、血圧がかなり低下する場合がありますので、そのようなケースでは、降圧薬を中止することができることがあります。

Q:入浴中の血圧はどのように変動しますか?

A:お湯の温度が高いと、血圧の上昇および低下を引き起こし、心血管疾患を発症しやすくなります。お湯は39℃くらいのぬるめにして、脱衣所で身体を冷やさないように、温度調節するといいでしょう。

Q:睡眠不足と高血圧との関係はどうですか?

A:睡眠不足になると交感神経の活動が亢進して、血圧が上昇するので、高血圧の原因になります。どのくらい睡眠をとったらいいかということに関しては、おそらく個人差が結構あり、一概に何時間以上ということは示すことができないのではないかと思います。(シカゴ大学の研究者らによる研究で、十分な睡眠をとっていない中高年では高血圧になる可能性が高いという報告があります。睡眠時間が少ないほど高血圧になる割合が高く、睡眠時間が6時間と5時間のグループを比較すると、5時間のグループが高血圧になる割合が37%も高かったということです。)また、睡眠時無呼吸症候群は高血圧の原因であることが明らかになっていて、きちんと治療する必要があります。

今後も定期的に勉強会を開催していきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。