投稿日:2015年2月10日|カテゴリ:院長コラム

昨日(2月9日)、感染対策講習会を開催しました。

タイトルは「ノロウイルス感染症の二次感染予防」です。内容を以下に記載します。

・ノロウイルスによる食中毒は、1年を通じてみられ、特に11月頃から増加し始める傾向があります。12月、1月にピークが来て、その後、減少しますが、2月、3月はまだ発生が多いです。

・ノロウイルスの感染経路

①ふん口経路

 1)嘔吐物や糞便から発生したエアロゾルを吸入

 2)汚染した環境表面に触れた手を介して口から感染

②食物媒介による伝播

 1)感染した食品取扱者が調理やサービスの過程で食品を汚染

 2)食品流通システムの上流で食物が汚染

③水媒介による伝播

 飲料水などが汚染

・ノロウイルスの臨床像

 *潜伏期は12~48時間で、急に発症

 *症状:嘔気、嘔吐、下痢(非血性)、腹痛など

 *健康な人は、1~3日後には回復

 *ノロウイルスは主に糞便中に排出

 *感染後4週間はウイルスが便中に検出

 *ノロウイルス感染者の最大30%が無症状

・ノロウイルスに汚染されている可能性のある環境表面は、次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒します。

・ノロウイルス感染が疑われる場合の糞便や嘔吐物の処理にはマスクの着用が有益です(エアロゾル化する可能性があるため)。

・ノロウイルスと接触した可能性がある場合の手指衛生には、石けんと流水を用いましょう。アルコール消毒薬は無効です。

この時期、まだノロウイルス感染には十分気を付けないといけないですね!