投稿日:2017年11月11日|カテゴリ:院長コラム

11月9日(木)、ボノプラザン(タケキャブ®)についての話を聞きました。

2015年1月27日にも同薬についての話を聞いていますが、その時とは少し異なる内容でした。

 

従来のプロトンポンプ阻害薬(胃酸の分泌を抑制する薬)には問題点があったのですが、ボノプラザンはそれらを解決させた薬剤です。

その特長を以下に挙げます。

①酸に安定で水溶性です。

 そのため、食事の影響を受けません。

②酸分泌抑制作用が速やかには発揮されます。

 ボノプラザンは服用後数時間で胃液酸度を抑制する効果が認められます。

③夜間の酸分泌を十分に抑制できます。

 従来のプロトンポンプ阻害薬は夜間の胃液酸度抑制が十分ではありませんでしたが、ボノプラザンは日中に加え夜間においてもpH 4以上を維持することができます。

④遺伝子多型のある酵素で代謝されません。

 エソメプラゾールなどのプロトンポンプ阻害薬は、遺伝子多型のあるCYP2C19という酵素で代謝されるため、血中濃度に個体差があります。一方、ボノプラザンは主としてCYP3A4という酵素で代謝されるため、血中濃度の個体差はほとんど認められません。

 

いろいろな点が改良されていますね!実際、薬を処方する立場として、効果を実感できることが多くあります。