投稿日:2017年7月14日|カテゴリ:院長コラム

7月13日(木)、新規高脂血症治療剤であるペマフィブラート(パルモディア®)についての話を聞きました。

ペマフィブラートは、核内受容体である PPARα に結合した後、PPARα の立体構造を変化させ、主に肝臓の脂質代謝に関わる遺伝子群の発現を選択的に調節することによって、脂質代謝を改善します。選択的に調節するということが、他のフィブラート系と異なり、選択的 PPARα モジュレーター(SPPARMα: Selective Peroxisome Proliferator-activated receptor-α modulator)と呼ばれます。

脂質代謝に関連する部分だけ調節するため、他のフィブラート系の薬剤で起こるような肝障害、腎障害といった副作用が起こりにくいのが特徴です。

中性脂肪の管理目標値(<150mg/dl)到達率は、ペマフィブラート0.2mg/日で61.6%、0.4mg/日で69.4%という結果が出ています。また、ペマフィブラートは中性脂肪を46.2%低下、HDL-Cを 22.2%増加させ、その他に、動脈硬化を引き起こす原因となるリポ蛋白であるnon HDL-C、RLP-C、small LDL-C、very small LDL-Cも低下させることが報告されています。

用法・用量は、通常、1回0.1mgを1日2回朝夕で、1回0.2mgを1日2回まで増量可能です。

1日2回服用ということが少し難点ですが、副作用が少ない点は評価でき、今後期待できますね。