投稿日:2017年3月8日|カテゴリ:院長コラム

3月7日(火)、文京区の医療関係者を対象とした糖尿病のカンファレンスに参加しました。

1番目の講演は、「高齢者糖尿病診療におけるチーム医療」というタイトルで、JCHO東京新宿メディカルセンター院長の関根信夫先生にご講演いただき、私が座長を務めました。増加する高齢者糖尿病患者さんに対する治療への対策として、病診連携・チーム医療が重要であること、在宅糖尿病管理を支援するツール(週1回投与製剤など)、新しい血糖値モニタリングシステムであるFreeStyleリブレProシステム(上腕に装着するのみで、15分ごと最大14日分のグルコース値を自動で記録)、介護施設における糖尿病管理、認知症のある糖尿病患者に対するケアなどについて教えていただきました。

2番目の講演は、「2型糖尿病治療に関するトピックス~インクレチン製剤を中心に~」というタイトルで、川崎医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科学教授 金藤秀明先生にご講演いただきました。血糖変動の指標としてグリコアルブミン/HbA1c比が有用であり、血糖変動の増大と認知機能の低下とが悪循環を形成していること、膵β細胞の糖毒性に転写因子であるMafA, PDX-1が関与していること、糖尿病ではインクレチン受容体の発現が低下し、膵β細胞を保護する観点からインクレチン製剤を早期から投与することが重要であることなどについて教えていただきました。

大変有用な知識を得ることができ、今後の日常診療に活用していきたいと思います。